センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 差別


これを見たとき


ウクライナへの支援だと思った。


何の疑いもなく。あたりまえに。






これは ユニセフの


アフガニスタンへの支援依頼だ。





「アフガニスタンなんだ。」


と、意外に思う自分がいた。



そこには



 「なぜ、今アフガニスタン?」


という気持ちが潜んでいて



意外に思った自分を 恥じた。





世の中は ロシアとウクライナ1色だ。




アフガニスタンや 他の紛争地域への


人々の関心は 薄れている。


置き去りにされている。



世界には まだたくさんの人道危機がある。



ウクライナへの関心の高さと


アフガニスタンや他の紛争地域への


関心の差は どこにあるんだろう。



長引く紛争や貧困で


弱い立場の人が 困難を強いられるのは


同じなのに。



死にたくない、と子供が怯えるのも


同じなのに。



あたりまえに そういうことを忘れていて



やっぱり 自分も どこかで


差別してるんだ、と気づいた。




本当は



気づいているのに 気づかないふりで


目にしたものだけを信じて


心を寄せてる気になっている。




連日の報道を見て 感じる憤りは


本当は


自分に向けるべきのもの。