センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 眠る場所



自分がこの世からいなくなったら


眠る場所はいらないから、


自然に還りたいと思っていた。



樹木葬とか 散骨葬とか






しかし



実際に樹木葬墓地に見学に行ってみると


自分が思っていた場所とは違っていた。



本当に 樹木の下で土に還るのなら


と思っていたけれど



どちらかというと


お墓をコンパクトにした感じなのだ。



迷子になりそうな、広大な墓地を見学した時


そびえ立つお墓の数々に圧倒された。



樹木葬墓地は別区画になっており


やはり お墓はお墓なのだ。





 

今回、契約を決めた樹木葬墓地は


やはり 他のお墓とは別区画になっており


塀で囲まれていた。




それについて ご住職が言われた。



  他のお墓が見えると嫌だと思って。


  ここもお墓だから、おかしいけど。



つまり お墓が見えると怖いとか嫌だとか


そう感じる人への配慮らしい。



なんだか 笑ってしまった。




そこには一面を映すことのできる、


カメラがついていた。


ネットにつないで遠方からも見えるらしい。



お墓も とてもイマドキなのだった




そして


義父母と同じ所に入りたくない、と


2箇所を購入される方もあるのだとか。



それもまた イマドキだ。






ネットニュースで こんな記事を見つけた。






この会社ではないが、


他にも 似た会社があって




こんなお値段らしい。


お墓も仏壇もなく


ジュエリーとして残していく。



イマドキはどんどんコンパクトになる。




でも、やっぱり私は


きれいに消えて無くなることが理想だ。



海洋散骨が希望だよ と伝えておこう。



色々調べてみると


環境にも 海を利用する人や近隣にも


配慮されているようだ。



場所はどこがいいかを考えておこう。



私もやっぱり



お骨になっても 縛られたくないのだった。