センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 やらない理由を探さない



求職活動に関連して


ある試験を受けることにした。




もうほとんど思いつき、というか


自分のアンテナに引っ掛かったことは


とりあえずチャレンジしてみようかと


考えたのだ。




いつも やらない理由ばかり探して


自分に言い訳していた。




だから無理だよね と。











年末、


夫に投函を頼まれた年金手続きの書類は


夫の部屋を片付けていたときに


返送されてきた。




私と別居していて、同一世帯ではないので


書類が不備だったらしい。




今の仕事を辞めて 年金をもらって


バイトでもして暮らそうかな と


前に言っていた。




それなのに



一度も年金を受け取ることなく


旅立ってしまった。



本人が1番驚いていて 1番残念だと思う。








自分が元気に動ける期限が


わかったらいいのに、と思ったりする。



連帯保証人の責任の重さで


仕事を辞める という方向には


舵を切れなかったのかも知れない。






生きていると いろんなしがらみがあり


いろんなものを背負う。



だけど 自分の持ち時間は有限だ。



自分の始末を見据えつつ


やりたいことは 今やろう。




やらない理由を探して 言い訳しないで



やったことの責任をちゃんと取ればいい。



失敗したら また方向を変えていけばいい。



やらなかった後悔より ずっとましだ。







そんなわけで



中学生レベルの学力が必要な試験のために


参考書とにらめっこの日が続く。



中学生レベルどころか


小学校の高学年レベルでさえ怪しく


次男に呆れられているのだけれど




夫が眠る場所を探すことや


切実に重たい現実的な問題や



そんなことから 


少しだけ離れられる自分のための時間が


今は とてもありがたいのだ。




   


    やらない理由は探さない。