センチメンタル同盟

頭と身体の衰えが一致しない私の老いへの初めの一歩

 休み明け


「帰りたくねぇ〜!」と次男が言った。


「終わっちゃった〜💦」と長男が言った。


昨夜の嘆きの声である。



私は彼らを慰めつつ、やれやれと思う。


大丈夫、日本中がサザエさん症候群。


君たちだけじゃない。



そう言う私も、スーツケースを車に乗せて、


次男と駅に向かうと、なんだか寂しい。



ちょっと長めの休みを一緒に過ごしたのに、


年末年始はあっという間に過ぎ去った。



もう今夜は家のお風呂には入らないんだな、


灯りの消えた部屋に帰るのは嫌だろうな。



そんなふうにしんみりとしていたら、


仕事のLINEがバンバン送信され、


嫌でも現実モードに戻される。



そんなこんなで新年始まりの仕事は、


想像した通りのワチャワチャな大変さで…



また、これがご丁寧に雨まで降って、


ブルーマンデーの見本のような1日である。



ボケてる暇もない。


いきなりアクセル全開で飛ばし続けて、


家に帰り着くと疲労困憊で屍と化す。



我が息子たちも、きっとそんな感じだろう。


がんばれ、がんばれ。



私たちは生きている。


苦しいこともつらいことも自分持ち。



1年、また走り続けよう。


頑張る自分をいつか褒められるように。