鉄仕事
使っていたフライパンが劣化してきた。
テフロン加工の軽いフライパンと
ティファールである。
テフロン加工のフライパンは便利だが、
強火でガンガン焼くことはできない。
ここで結構失敗してきた。
このフッ素樹脂は
温度が260度以上になると劣化し始め、
360度になると、有害なガスが発生する。
空焚きなんて、以ての外なのだ。
つまり私のような迂闊な人間には向かない。
迂闊な人間がやらかしてきたので、
もう、今使用中のフライパンは末期である。
次は、迂闊な人間にも安全な物がいい。
色々調べていたら、
ボオグルという名前ののフライパンが良い、
とインスタグラムで流れてきた。
ちょっとお高いけれど、ほぼ決まり、
というところで、
今度は鉄のフライパン広告が流れてきた。
鉄なら迂闊な人間でもいいかも。
でも、重いしなぁ。サビや焦げ付きも心配。
しかし、ティファールだって重いし、
鉄分補給に一役買いそうだし。
日本製というのもいい。
「日本のモノづくり」という言葉に弱いので
あっさりとこちらに乗り換えた。
この鉄製のフライパンは、
ハードテンパー加工(焼付油ならし)なので
サビや焦げにも強いらしい。
ちょうどgladdというショッピングサイトで
安くなっていたので、早速注文した。
届いたフライパンは重いと言えば重いが、
ティファールとそんなに変わらない。
さ、鉄仕事、鉄仕事。
ハードテンパー加工はしてあるが、
鉄のフライパンは最初が肝心である。
洗剤できれいに洗って、火にかける。
油を丁寧に馴染ませるのだ。
サイズと用途違いで買った3個のフライパンに
次々と鉄仕事を施し、準備万端である。
久しぶりの鉄のフライパンは
思っていたよりもずっと使いやすい。
強火で仕上げる野菜炒めもお肉も
なんともいい感じである。
使った後はお湯で洗って、きれいに拭き、
また、火にかけて仕上げる。
いいなぁ。
たかがフライパンなのだけれど
なんだか嬉しい。
食欲の秋にふさわしい、
良い買い物になったのだった。
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